古代吉備文化発祥の地・総社の文化財

宝福寺三重塔

岡山県総社市井尻野地内・宝福寺 昭和2年4月25日指定

 井山宝福寺はもと天台宗の寺院でしたが、鎌倉時代中ごろ臨済宗に改宗しました。盛時には塔頭、学院55、山外の末寺300余を有したといいいます。現在は東福寺派の別格地で、また画聖雪舟ゆかりの禅寺としても広く知られています。この三重塔は寺伝によりますと、弘長2年(1262)執権北条時頼が寄進して建立したといわれていましたが、昭和42年に行われた解体修理の際、永和2年(1376)の墨書銘が発見され、南北朝時代の建築であることが確認されました。塔は方3間、総高18・47メートル、本瓦葺、丹塗り。軒の出が深く、軒先の反転はすっきりしていて、各重の逓減割合もよく、室町時代初期の寺院建築の風格をもっています。


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